Jenkinsのインストール(Debian wheezy)
Jenkinsとは継続的インテグレーション(Continuous Integration, CI)のためのツールとして有名です.継続的インテグレーションとは何かという話はさておき,Jenkinsを使うことでコンパイル,テスト実行,パッケージング,デプロイ等の開発作業を自動化することができます.自動化できれば気軽に試すことができるようになりますので,後工程になって見つかる問題,例えばパッケージングあるいはデプロイなどの段階で生じる問題などを,早い段階で認識することが可能となります.
(個人的な動機はクロス開発環境を一元化したいだけですがそれはさておき)
手順
インストール手順は非常に簡単で,少し調べればさんざん紹介されていますが再掲します.
- /etc/apt/sources.list に次の行を追加します.
deb http://pkg.jenkins-ci.org/debian binary/
Jenkinsの動作にはJavaが必要ですので,sources.list の debで始まる行の末尾に non-freeを追加する必要があるかもしれません
deb http://ftp.jp.debian.org/debian testing main contrib non-free
- Jenkinsをインストールするため,以下を実行します.
$ wget -q -O - http://pkg.jenkins-ci.org/debian/jenkins-ci.org.key | sudo apt-key add - /etc/apt/sources.list.d/jenkins.list' $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install jenkins
インストールすると自動的にJenkinsのサーバが起動されますので,ブラウザでアクセスしてみると画面が表示されます.
http://<サーバアドレス>:8080/
ただし既定の設定だと,誰でもアクセス可能,8080番というプロキシにありがちな番号を使っている,通信路が暗号化されていない,状態ですので設定を変更した方が良いかもしれません.