Testing の Debian 最小イメージから VMWare 仮想マシンを作る
Debian テスト版の VMWare 仮想マシンを作成する.
- 最小限のインストールイメージのダウンロード.インストーラのページの「netinst CD イメージ」で,x64マシンの場合 amd64 のリンクをクリックしてCDイメージをダウンロードする.
- VMWare で仮想マシンの新規作成.CDイメージを選択する.
- OSの選択として,Linux, ディストリビューションに Debian の Testing 相当のものが含まれないので,「Debian 7.x 64ビット」を選択しておいた.
- ハードの設定.とりあえずメモリは1GB,プロセッサはプロセッサ数1,2コアにした.
- 仮想マシンを起動.言語,パーティション,インストールパッケージを選択.
- インストール完了したら,再起動.
コンソール画面での VMWare Tools のインストール
- 再起動したら VMWare-Tools をインストール.ここではコンソールで作業を行う.
- CD-ROMをマウントせよとの指示があるため,マウントする.マウントデバイスは /etc/fatab を確認したところでは /dev/sr0 が /media/cdrom0 にマウントされるようなのでこれをマウントする.
# mount /media/cdrom0 # cd /media/cdrom0 # tar xvf VMwareTools-9.9.3-2759765.tar.gz -C ~ # cd ~/vmware-tools-distrib/ # ./vmware-install.pl
いくつかの質問を答えて行けばよい.
sysv-rcパッケージが必要だけど update-rc.d が見当たらないとか言われる...
再度スクリプトが挑戦するみたいなので気にせずに進める.
vmware-install.pl の中で bin/vmware-config-tools.pl を呼び出しているらしい.
その中でドライバのコンパイルを行うために make, gcc, linux-headers-amd64 が必要らしい.
gccなどが入っていなくてvmware-config-tools.pl の実行に失敗した場合はもう一度実行しなおせばよい.
終了すると,CD-ROMは自動的にアンマウントされる.
sources.list の編集
安定版で提供されるパッケージのバージョンが古いため,基本的にDebianのパッケージはTesting を使い続けることにする.
現状の sources.list (/etc/apt/sources.list) では,次のようにバージョンの名称が使われている.
deb http://ftp.jp.debian.org/debian stretch main
この stretch の部分を,testing に置き換える.
deb http://ftp.jp.debian.org/debian testing main
置き換え後,念のために apt-get update を実行.