メモ書き

自分が後で見直すためにつけている作業のメモ書きです.それ以上の意味はありません

Mac(Yosemite)にdockerをインストールする

Mac に docker をインストールする方法を並べてみた.

(2016-09-28 追記) 現時点ではMacWindows向けDockerがリリースされているため,以下の方法を使う必要がなくなった.VirtualBoxも必要がない.
www.docker.com

Docker の pkg ファイルからインストール

Docker のページにインストール手順の説明があるため,それを元に pkg ファイルをダウンロードし,インストールする(自分はこの方法を試していないので,説明は省略)

HomeBrew からインストール

以下を参考にした.

qiita.com

これで大体すべてなんだけど,実行したコマンドを列挙しておく.

$ brew tap homebrew/binary
$ brew install docker boot2docker

$ boot2docker init
$ boot2docker up
Waiting for VM and Docker daemon to start...
...........................oooooooooooooooooo
Started.
Writing /Users/foo/.boot2docker/certs/boot2docker-vm/ca.pem
Writing /Users/foo/.boot2docker/certs/boot2docker-vm/cert.pem
Writing /Users/foo/.boot2docker/certs/boot2docker-vm/key.pem

To connect the Docker client to the Docker daemon, please set:
    export DOCKER_CERT_PATH=/Users/foo/.boot2docker/certs/boot2docker-vm
    export DOCKER_TLS_VERIFY=1
    export DOCKER_HOST=tcp://192.168.xx.yy:zzzz (実際はなんらかのアドレス)

boot2docker init でVM(boot2docker-vm)が作成され,upでVMが動きだす.
(余談: down でVMが終了し,delete でVMが削除される)
3つの環境変数を設定するように表示されるので,.bash_profile とか適当な場所に記述しておく.これでシェルからdockerコマンドが利用できるようになる.

Docker Hub にユーザ登録してあれば,ログインしておくことで,自分のレジストリからpullできるようになる.

$ docker login

Kitematic のインストール

Mac (最近ではWindowsもらしいが試していない)では,Kitematic(カイトマティックと呼ぶらし)というツールがDockerから提供されていて,β版ではあるが利用することができる.

kitematic.com

インストールに特に難しいところはなく,VirtualBoxコマンドラインツールなど必要なツールは一緒にインストールされる.
コンテナ生成,削除,開始,停止,などをGUI操作で行うことができる.生成するコンテナは Docker Hub からイメージを検索,選択することが可能.GUIでは行うことができない操作のためにコマンドラインインターフェース(CLI)も用意されており,起動することができる.CLIは起動時に必要な環境変数もセットされるため設定の煩わしさもない.

brew 版との併用

brew 版 docker (および boot2docker)と Kitematic は同時にインストールできる.それぞれ別々のVMが作られ(Kitematic は dev, brew版は boot2docker-vmという名称),両方のVMが並行して動く.両者に直接の関連はない.Kitematic に CLI が含まれているし,特に brew 版をインストールする必要はないのかもしれない.

brew cask 版 Kitematic

Kitematic は Homebrew Cask を使ってインストールすることもできる.Kitematic を使うならこちらの方が自動実行しやすい.

# brew-cask をインストールしていることが前提
$ brew cask install kitematic