ソフトウェアの不具合分類について
ソフトウェアに対するリスク分析(とか,ハザード分析とか用語はいろいろ)を行うと,不具合の事例がたくさん収集できるのはよいのだけれど,そのうち量を捌ききれなくなってくるので,分類方法があればいくつかに分けて作業したりとか,進めやすくなる面があるのではないでしょうかね.
そのようなわけで,分類している資料をいろいろ調べてみたのを列挙してみます.
分類法
直交欠陥分類(Orthogonal Defect Classification)
欠陥を分類する方法の一つ.IBMで開発された.
IEEE STD 1044-1993(Classification for Software Anomalies)
ソフトウェアおよびコンピュータシステムの障害や故障をまとめた規格らしく,閲覧するにはIEEEから入手する必要があります.私は原文を見たことがありません.
そのかわり,この規格を参照している文書がいくつかあり,その文書中にこの規格から引用したと思われる欠陥の分類表が掲載されていたり,規格の分類を元に独自の視点を追加した分類が掲載されていたりしますので,そちらを参照しても興味深いと思います.
- Guide to Reusable Launch and Reentry Vehicle Software and Computing System Safety
- Software Safety Verification in Critical Software Intensive Systems